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腰を何度も痛めてきた僕が、BodyAllで腰を見る時に考えていること

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腰を何度も痛めてきた平岡浩司が、BodyAllで腰を見る時に考えていること

腰を何度も痛めてきた平岡浩司が、BodyAllで腰を見る時に考えていること

接触、転落、競輪、筋トレ、子育て、トイレのレバー。痛めた瞬間だけでは、腰は分からない

 

こんにちは!元プロ競輪選手、身体再構築トレーナーの平岡です。BodyAll池袋を一人で運営しています。

 

いきなりですが、僕の腰は、画像で見ると決してきれいな状態ではありません。

 

それでも今、何かのきっかけで一時的に腰を痛めることはあっても、慢性的な腰痛に悩まされ続けているわけではありません。

 

なぜなのか。このブログでは、そこまでお話ししたいと思います。

 

腰痛には、医療機関で確認した方がいいものもあります。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛など、腰の病気や症状、受診の目安、検査や一般的な治療については、別の症状・疾患解説コラムにまとめています。

 

このブログで書きたいのは、その先です。何度も腰を痛めてきた僕が、どうやって今の身体の見方にたどり着いたのか。そして、BodyAllでは腰が気になる方に何をするのか。

 

僕自身の怪我、失敗、そしてトレーナーとしての原点になった出来事まで、できるだけ具体的に書いてみます。

 

 

子どもの頃から、腰は何度も痛めてきた

 

最初は子どもの頃です。サッカーの試合中に相手と接触して、腰を痛めました。病院では異常なしと言われましたが、痛くて、学校を何日か休みました。

 

野球でも、接触プレーで腰を痛めています。ピッチャーをしていた頃には、原因がはっきりしないまま腰が痛くて、つらい時期がありました。バッティングでは、打った瞬間に腰を痛めたこともあります。

 

スポーツ以外でも痛めています。木登りをしていて落ち、腰を強く打って大変な思いをしたことがあります。学生の頃はバク転がはやっていて、そればかりやっていたら腰を痛めました。テレビゲームにはまって、何時間も同じ姿勢でやり続けて、腰が痛くなったこともあります。

 

接触、転落、スポーツ、くり返しの動作、長時間同じ姿勢。僕一人だけでも、腰を痛めた場面はまったく違いました。

 

 

競輪選手になってからは、腰痛との戦いだった

 

プロの競輪選手になってからは、腰痛との戦いでした。

 

まず、競輪の乗車姿勢です。競輪では、空気抵抗を抑えながら力を出すために、身体を低くして前傾姿勢を取ります。

 

ママチャリなら、サドルを低めに、ハンドルを高めにして、身体を起こした楽な姿勢で乗ることができます。でも、僕が競輪選手として乗っていたポジションでは、サドルが高く、ハンドルが低く、背中も腰も丸めた姿勢を、長い時間続けていました。日常生活ではまず続けないような、中腰の前傾姿勢です。

 

その姿勢のまま、股関節を使って脚を回し、ペダルを漕ぎます。上半身では、ハンドルを引くために、背中から腰にかけて常に力が入っています。僕の場合、この状態で長時間乗り続けるだけでも、腰への負担を強く感じていました。練習によっては、この姿勢で6時間以上乗り続けることもありました。

 

時間は短くても、ダッシュを何本もくり返す練習では、腰への負担をかなり強く感じていました。

 

そこに落車が加わります。落車では、腰をひねることもあれば、強く打つこともあります。その両方が同時に起きることもあります。さらにレース中は、自転車を漕ぎながら、上半身で相手の選手と体当たりをしたり、押し合ったりします。そこで腰を痛めることもありました。

 

現役時代には、慢性的な腰痛に悩まされた時期もあります。

 

 

自転車だけではない。トレーニングでも腰を壊した

 

競輪は脚力だけの競技ではありませんが、脚力はかなり重要です。だから、高重量のスクワット、レッグプレス、デッドリフトといったトレーニングもやります。これも、腰への負担をものすごく感じるトレーニングです。

 

実際に僕も、高重量のスクワットで腰を痛めて、レースに出られなかったことがあります。

 

一方で、競輪はスピード競技です。パワーがあればいい、というものでもありません。瞬発力や反応の速さを鍛えるトレーニングも必要です。その反応を鍛えるトレーニングで、急に動いた瞬間に腰を痛めたこともあります。

 

重いものを持ち上げられることと、競技で使える身体であることは、同じではありません。腰を痛めながら、僕はそれも身体で学んできました。

 

 

腰は、スポーツをしていなくても突然痛くなる

 

腰を痛めたのは、競技やトレーニングの時だけではありません。

 

子育て中には、まだ赤ちゃんだった子どもをお風呂に入れていて、手が滑って落としそうになったことがあります。とっさに守ろうとして、変な体勢になって腰を痛めました。高い高いをしていて、ぎっくり腰になったこともあります。旅行の時には、子どもを前と後ろに抱えて、重いスーツケースを引いて歩いて、腰が痛くなりました。

 

家のソファーで、変な体勢のままテレビを見ていて腰を痛めたこともあります。

 

競輪選手を引退して、トレーナーとしてアスリートに施術をしている最中に腰を痛めたこともありますし、転んで腰を打って痛めたこともあります。

 

そして、極めつけがトイレです。用を足したあと、流そうと思って手を伸ばし、レバーをチョンと引いた。その瞬間に、ぎっくり腰で動けなくなりました。

 

腰は、いろいろな動きを受け止める場所でもあり、動きの起点にもなる場所です。だからこそ負担がかかりやすいのだと、僕は感じています。

 

 

トイレのレバーを引いただけで、腰は壊れたのか

 

トイレのレバーは、ほとんど力のいらない動作です。では、あのレバーを引いた力で、僕の腰は壊れたのでしょうか。

 

僕は、そう単純には考えていません。

 

最後に行った動作だけを、「原因」とは考えない。これが、今の僕の身体の見方です。

 

その瞬間までに、身体がどんな状態だったのか。疲れはたまっていなかったか。どんな姿勢で過ごしていたか。仕事やスポーツで、どんな動きをしてきたか。よく眠れていたか。直前まで、何をしていたか。

 

もちろん、それのどれが原因だったのかを、僕が言い切ることはできません。ただ、ぎっくり腰になった瞬間の動作だけを切り取っても、その人の身体は分からない。それは確かだと思っています。

 

身体は、その瞬間だけでできているわけではありません。

 

 

病院では「様子を見ましょう」。それでも痛かった腰が、ジムで変わった

 

ここで、僕にとってとても大切な話をさせてください。今の僕の、トレーナーとしての原点になった出来事です。

 

競輪選手時代、腰が痛くて、病院で検査を受けたことがあります。小さな異常はいくつもありましたが、「これが原因」と言えるものはありませんでした。特に治療が必要な状態ではないので、様子を見ましょう、という話になりました。

 

でも、腰は痛い。トレーニングはできないし、日常生活でも痛い。当時の僕は、痛いなら痛み止めを飲んで我慢するしかないのだと思っていました。

 

ただ、アスリートとして、ずっと休んでいるわけにはいきません。腰のトレーニングはできなくても、できることだけでもやりたい。そう思って、定期的に通っていたパーソナルジムへ行きました。

 

当時の僕にとって、パーソナルトレーナーは「鍛える人」でした。そのジムにも、あくまで身体を鍛えるために通っていました。そこで腰を楽にしてもらおうなんて、まったく考えていませんでした。

 

ところが、そのトレーナーは、すぐに筋トレを始めませんでした。

 

「どうやると痛い?」

「どの向きで、どこが痛い?」

 

まず、僕の動きを細かく確認したのです。

 

そして、ストレッチをしてくれました。角度や伸ばし具合まで細かく調整する、とても繊細で難しいストレッチでした。時間にして、3分くらいです。

 

僕の場合、それだけで腰がものすごく楽になりました。痛みが、はっきりと軽くなったのが分かりました。

 

そのあと、自分でできるストレッチと、簡単なエクササイズを教わってやってみました。すると、腰の痛みはほとんど気にならなくなり、その日はそのまま、普通にパーソナルトレーニングまでできてしまいました。その後も、痛みはほとんど気にならないまま過ごせました。

 

病院では様子を見ることになり、僕自身は痛み止めで我慢するしかないと思っていた腰が、鍛えるために通っていたジムで変わった。当時の僕には、本当に衝撃でした。

 

もちろん、これは僕自身の一つの経験です。同じことが誰にでも起きるわけではありませんし、医療機関で確認することの大切さが変わるわけでもありません。

 

ただ、この経験で、僕の中の「トレーナー」という言葉の意味が変わりました。

 

トレーナーは、鍛える人、筋肉をつける人だけではない。身体を見て、その人がどう動くかまで考える人でもある。

 

そのトレーナーは、パーソナルトレーナーなので施術はしません。身体の使い方を見て、ストレッチと運動を選ぶ。その結果、僕自身は身体が大きく変わったと感じました。

 

僕は今も、あの人を尊敬しています。そして、あの人のようなトレーナーを目指しています。振り返ると、あの日が僕の人生のターニングポイントだったと思います。

 

 

僕の腰は、画像で見ればきれいではない

 

画像検査は、これまで何度も受けてきました。

 

腰に限らず、いろいろな場所で、「昔の骨折の跡がありますね」「ここは少し形が変わっていますね」「これは、もともとかもしれませんね」など、いろいろなことを言われてきました。正直、数が多すぎて、全部は覚えていません(笑)。

 

ただ、画像で見れば、僕の身体は新品のようにきれいな状態ではありません。

 

それでも今、何かをきっかけに一時的に腰を痛めることはあっても、慢性的な腰痛に悩まされ続けているわけではありません。

 

画像は、医療の上でとても大切なものです。画像で分かることを判断するのは、医療機関の役割です。そのうえで僕自身は、画像で指摘されたことだけでなく、今どう動けているかも大切にしています。

 

僕は、全身の動きや、負担の偏りを日頃から確認して、調整することを続けています。腰だけを見るのではなく、全身の中で腰を見る。それが、今の身体を保つために、僕が大切にしていることです。

 

 

だから僕は、腰だけから身体を見始めない

 

もちろん、腰が気になる方が来たら、腰は見ます。腰を見ないわけではありません。

 

ただ、あのトレーナーが最初に僕の腰を触るのではなく、「どうやると痛い?」と聞いたように、僕もまず、その人がどう動いているかを見ます。

 

立つ。座る。前にかがむ。後ろに反る。身体をひねる。歩く。しゃがむ。物を持つ。片脚で立つ。股関節や足首の動きを見る。必要なら、呼吸や胸郭、肩まわりまで確認します。

 

ここで大切にしているのは、「股関節が硬いから腰痛」「足首が悪いから腰痛」と、原因を一つに決めつけないことです。腰を含めた動作全体が、今どう成り立っているのかを見ます。

 

全体を見る。連携を見る。そこから、必要な部分を見る。

 

これは、肩でも腰でも変わらない、僕の基本です。そして腰の場合は、それに加えて、その身体がそこに至るまでの積み重ねも聞きます。

 

どんな仕事をしているか。どんな姿勢で過ごすことが多いか。どんなスポーツをしてきたか。過去にどんな怪我をしてきたか。最近、生活の中で何か変わったことはないか。

 

デスクワークで座りっぱなしの方と、立ち仕事で中腰になることが多い方とでは、同じ「腰が気になる」でも、身体の使われ方がまったく違います。小さな子どもを抱っこする毎日を送っている方も、長時間車を運転する方も、それぞれに違う積み重ねがあります。

 

全身を見る。連携を見る。そして、その身体がそこに至るまでの履歴を見る。

 

これが、僕が腰を見る時に考えていることです。

 

 

BodyAllでは何をするのか

 

最初から、「腰だから、このメニュー」とは決めません。まず身体を見て、その方の目的や希望も聞きながら、必要な方法を組み合わせます。

 

4Dラクリス整体やスポーツ整体などのボディケアを使うことがあります。腰まわりだけでなく、必要に応じて、背中、お尻、股関節、脚なども確認します。

 

ストレッチを使うこともあります。僕自身があのトレーナーとの出会いで経験したように、身体の向きや角度によって、感じ方が変わることもあります。だから、決まったストレッチを全員に同じように行うのではなく、その人の身体を確認しながら行います。

 

ピラティスや、軽いエクササイズを使うこともあります。ただ、BodyAllで運動をするからといって、必ず筋トレをするわけではありません。

 

バランスボール、スラックライン、スライドボード、スポンジボールを使った運動など、子どもから高齢の方まで、遊び感覚でできるものもよく使います。身体を動かしてもらいながら、どこでバランスを取っているのか、左右で違いがあるのか、身体をどう連動させているのか。そういったところを見るためです。

 

もちろん、アスリートや競技者には、本格的なエクササイズやパーソナルトレーニングを行うこともあります。ただ、BodyAllでは、高重量の筋トレを中心にしているわけではありません。

 

僕自身、高重量のスクワットで腰を痛めて、レースに出られなかった経験があります。だからこそ、重いものを持てることだけでなく、動作、バランス、タイミング、反応、身体の連動を大切にしています。

 

 

運動は必須ではありません

 

ここは、はっきり書いておきたいところです。

 

腰が気になるからといって、「整体を受けたあとに必ず運動する」「腹筋を鍛える」「きつい筋トレをする」という決まりはありません。運動をしたくない方に、無理に運動をしてもらうこともありません。

 

身体を確認した結果、整体だけで終わることもあります。ストレッチだけの日もあります。リラクゼーションを目的に、身体をゆっくりほぐして終わることもあります。

 

オイルを使った、やさしいオイルトリートメントを選ぶこともできます。酸素カプセルやコラーゲンマシンに入って、施術も運動もせずに、ゆっくり過ごすだけという使い方もできます。

 

逆に、「今日は身体を動かしたい」という方なら、運動を多めにすることもできます。

 

身体をメニューに合わせるのではなく、その日の身体と目的に合わせて方法を選ぶ。これが、BodyAllの考え方です。

 

 

整体も、痛い施術が基本ではありません

 

僕が元プロ競輪選手で、アスリートの身体も見ていることから、「かなり強い整体をされるのでは?」と思われることがあります。

 

でも、全員に強い刺激を入れるわけではありません。しっかり身体を確認しながら行うスポーツ整体もあれば、リラクゼーション寄りに、ゆっくり身体をほぐすこともあります。

 

身体の状態によって、刺激を強く感じる部分を扱うことはあります。ただ、「痛いほど効く」とは考えていません。刺激の強さはその都度確認しますし、「今日は気持ちよくほぐしてほしい」という希望でも構いません。

 

元アスリートだからといって、全員にアスリート向けの施術をするわけではありません。その人の目的に合わせます。

 

そして、「何もしない」という選択もあります。痛みが強い。脚に力が入りにくい。しびれが強い。転んだり打ったりした直後。医療上の状態が分からない。そうした場合は、BodyAllで何かをする前に、医療機関で確認してもらうことがあります。

 

最初から、施術ありきでも、運動ありきでもありません。

 

BodyAllの運動や施術については、肩のブログでも、別の経験を交えて紹介しています。

 

 

失敗してきたから、慎重に見る

 

僕は、腰を痛めない人だから、腰を見ているわけではありません。

 

何度も痛めました。無理もしました。トレーニングで失敗して、レースに出られなかったこともあります。医療機関で診てもらい、リハビリをして、競技に戻ってきました。

 

だから、「腰痛のことなら何でも分かる」とは思っていません。僕が知っているのは、腰を痛めた身体を、どう扱ってきたかです。

 

自分の身体なら、失敗しても自分で引き受けることができます。でも、お客様の身体ではそうはいきません。だから、「とりあえずやってみよう」とは考えません。今日はやらない方がいいと思えば、やらない。それも含めて考えています。

 

 

医療の役割と、BodyAllの役割

 

腰の痛みの原因を診断するのは、医療機関の役割です。椎間板ヘルニアなのか、脊柱管狭窄症なのか、骨折なのか、ほかの病気なのか。それを、BodyAllが判断することはありません。

 

医師から運動や活動について制限がある場合は、その内容を最優先します。

 

そのうえでBodyAllが見るのは、今その人が、どう身体を使っているかです。医療で状態を確認したその先で、あるいは医療上の制限を踏まえたうえで、今の身体の使い方を見て、整体・ストレッチ・運動などの中から何を使うかを考える。そこが、BodyAllの役割だと思っています。

 

 

最後に

 

僕は、腰を壊したことがないから、腰を見ているわけではありません。むしろ逆です。

 

接触でも、転落でも、競輪でも、筋トレでも、長時間同じ姿勢でも、子育てでも、トイレのレバーのような日常のほんの小さな動作でも、何度も腰を痛めてきました。

 

病院で様子を見ることになった腰が、一人のトレーナーとの出会いで大きく変わったと感じた経験もしました。画像で見ればきれいではない腰と、今もこうして付き合っています。

 

だから、「腰が痛い」という一言だけで、身体を決めつけません。痛めた瞬間の動作だけで、身体を判断しません。

 

全身を見る。連携を見る。その身体がそこに至るまでの履歴を見る。

 

そのうえで、見る、考える、整える、動かす、もう一度見る。

 

それが、僕がBodyAllで行っている「身体再構築」です。

 

腰の病気や症状、医療機関を受診した方がいいケースについて詳しく知りたい方は、腰の症状・疾患解説コラムをご覧ください。

 

【リンク】坐骨神経痛とは?原因となる病気・受診の目安と、その後の身体づくり

【リンク】腰椎椎間板ヘルニアとは?症状・治療と、その後の身体の使い方
【リンク】腰部脊柱管狭窄症とは?間欠跛行の症状・治療と、その後の身体の使い方

 

【リンク】腰痛なのに、腰だけを見ない理由

【リンク】肩を何度も痛めてきた僕が、BodyAllで肩を見る時に考えていること

【リンク】BodyAllとは

【リンク】初めての方へ

【リンク】ご予約

 

※BodyAllは医療機関ではなく、診断・治療などの医療行為は行っていません。健康保険は使えません。排尿・排便の異常や、脚の強い筋力低下・麻痺がある場合は、時間を置かずに医療機関を受診してください。転倒や打撲のあとの強い痛みや、安静にしていても強い痛みが続く場合も、医療機関での確認を優先してください。

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