肩を何度も痛めてきた平岡浩司が、BodyAllで肩を見る時に考えていること
骨折・脱臼・肩鎖関節の怪我・野球肩・落車。治療、失敗、復帰をくり返してきた経験から
こんにちは!元プロ競輪選手、身体再構築トレーナーの平岡です。BodyAll池袋を一人で運営しています。
肩こり。肩が痛い。腕を上げにくい。後ろに手を回しにくい。仕事をしていると肩が重くなる。スポーツをすると肩が痛む。
ひと口に「肩の不具合」といっても、出方は人によってかなり違います。
肩の痛みには、医療機関で確認した方がいいものもあります。五十肩、腱板損傷、骨折、脱臼など、状態によって対応も変わります。病気や症状の詳しい説明、医療機関を受診した方がいいケースについては、別の症状・疾患解説コラム[BodyAllコラム:リンク]にまとめています。
このブログで書きたいのは、その先です。
医療機関で状態を確認したあと、あるいは医師の判断や制限を踏まえながら、僕は何を見るのか。そして、BodyAllでは実際に何をするのか。
その考え方につながった、僕自身の怪我、治療、リハビリ、復帰、そして失敗まで、できるだけ具体的に書いてみます。
僕自身、肩は本当に何度も痛めてきました
僕は、肩の専門医ではありません。ただ、スポーツ選手として、自分の肩や肩まわりを本当に何度も痛めてきました。
最初は子どもの頃です。サッカーで転倒して、鎖骨を骨折しました。野球でも、ランナーとしてホームベース上でクロスプレーになり、また鎖骨を骨折しました。
ピッチャーをしていた時には、バント処理で前へ飛び込んでダイビングキャッチをした際に、肩鎖関節を痛めました。似たような場面で、左右それぞれの肩鎖関節を痛めています。投げ込みすぎて、いわゆる野球肩のような状態になったこともあります。
水泳では、バタフライの練習をやりすぎて肩を痛めました。空手でも、ボルダリングでも肩を痛めています。
プロの競輪選手になってからは、さらに肩を壊しました。競輪選手時代の鎖骨骨折だけでも4回。肩鎖関節を痛めたり、脱臼したりしたこともあります。
競輪では、落車だけで肩を痛めるわけではありません。ダッシュする時は、脚でペダルを踏み込むだけでなく、ハンドルをかなり強く引きます。その瞬間に肩を痛めたこともあります。落車で肩を強く打って筋肉を傷め、一時的に肩がほとんど上がらなくなったこともありました。
サッカー、野球、水泳、空手、ボルダリング、競輪。 転倒、接触、投げすぎ、泳ぎすぎ、強く引く、ぶら下がる、打撲。
同じ「肩が痛い」でも、僕一人だけで、これだけ違う経験があります。
最初は「捻挫と打撲」と言われた鎖骨骨折
子どもの頃、サッカーで鎖骨を痛めた時のことです。
転んだあと、肩のあたりがかなり痛かったので、病院で検査を受けました。その時の説明は、「捻挫と打撲」でした。それなら時間がたてば落ち着くだろうと思っていました。
でも、何日たっても痛い。どう考えてもおかしい。
そこで別の医療機関へ行き、もう一度検査を受けました。そこで初めて、鎖骨が折れていることが分かりました。
大きくずれた骨折ではなく、ヒビのような状態でした。鎖骨の端に近い部分だったこともあり、かなり分かりにくかったのだろう、という説明を受けました。
この経験で、僕は「一度検査をしたから、すべて分かる」とは限らない、ということを自分の身体で知りました。
これは、医療機関を疑うという意味ではありません。画像でも分かりにくい怪我がある。初めのうちは判断しにくいものもある。そして、痛みが続いているなら、もう一度確認することが必要な場合もある。そういう経験をした、という話です。
今でも、お客様から「病院では特に異常がないと言われたけれど、まだ痛い」という話を聞くことがあります。
その時に、BodyAllが病名を判断することはありません。ただ、症状が強い、続いている、変わってきているという場合は、必要に応じてもう一度医療機関に相談する。その選択肢も大切だと思っています。
「ヒビだから大丈夫」と思って、自分で悪化させたこともある
競輪選手時代にも、鎖骨にヒビが入ったことがあります。
ヒビでも、骨折は骨折です。かなり痛かったので、鎖骨バンドで固定して、腕も吊っていました。
最初の数日は、もちろん痛い。でも1週間ほどすると、だんだん痛みが軽くなってきました。そこで僕は、自分の判断で鎖骨バンドを外してしまいました。今考えれば、やるべきではありませんでした。
ある時、ソファーに寄りかかって、身体を預けながら少し胸を張りました。その瞬間、肩のあたりから「パンッ!」と大きな音がしました。近くにいた人が「今の音、何?」と振り返ったほどです。
直後に、肩にものすごい痛みが走りました。触ってみると、鎖骨がぐらぐらしている。病院でレントゲンを撮ると、ヒビだった部分が、今度ははっきり折れていました。
僕自身の不注意です。痛みが減ったことで、「もう大丈夫だろう」と勝手に判断してしまった。
痛みが減ったことと、骨や組織が十分に回復したことは、同じではありませんでした。これも、自分の身体で学んだことです。
皮肉なことに、その骨折では復帰が早く進んだ
これはあくまで僕自身のケースですが、さらに皮肉なことがありました。
ヒビの段階では、大きくずれた骨折ではなかったので、僕の場合は手術ではなく、固定しながら経過を見る形でした。ただ、競輪選手としては、その期間がとても長く感じました。無理に動かせば悪化するかもしれない。強いトレーニングもできない。競輪選手にとって、「動きたいのに動けない」時間はかなりつらいものです。
ところが、自分の不注意で完全に折れてしまったことで、今度は手術が必要になりました。手術で骨を固定してもらい、そのあとは医師の管理のもとで、リハビリと復帰を進めました。
結果だけを見れば、僕の場合は、手術のあとの方が、競輪への復帰を進めやすくなりました。
ただし、これは「ヒビより大きく折れた方がいい」という意味でも、「骨折は手術した方が早く治る」という意味でも、まったくありません。骨折の場所、ずれ方、手術が適しているかどうか、固定の方法、競技や生活の条件によって、判断は変わります。
僕自身の一つのケースとして、結果的に手術で固定する必要が出て、そのあとの復帰を進めやすくなった、という経験があっただけです。そもそも、自分で固定を外して悪化させたこと自体は、完全な失敗です。
焦って復帰しようとして、逆に復帰を遅らせたこともある
別の鎖骨骨折では、最初からはっきり骨が折れていて、すぐに手術になりました。
その時の僕は、とにかく早く競輪に戻りたかった。プロなので、休んでいる間はレースに出られません。成績にも、収入にも響きます。だから、「少しくらい無理をしてでも、早く戻りたい」と思っていました。
手術のあと、まだ十分ではない時期に、自分の判断でトレーニングの負荷を上げました。結果、痛めました。そして、逆に復帰が遅れました。
早く戻ろうとして無理をした結果、戻るのが遅くなる。僕は、こういう失敗を何度もしています。
僕は、成功した経験だけで身体を見ているわけではありません
元プロアスリートというと、「身体のことは全部分かっていて、うまく復帰してきた人」と思われることがあります。全然そんなことはありません。失敗もたくさんしています。
固定を勝手に外して、骨折を悪化させた。 早く復帰したくて無理をして、逆に復帰を遅らせた。 筋肉を増やせば強くなると思って身体を変えた結果、怪我が増えたと感じた時期もありました。
自分の身体だから、「失敗したな」で済んだ部分もあります。もちろん、選手としては大きな代償でした。
でも、今BodyAllで見ているのは、僕自身の身体ではありません。お客様の身体です。ここでは、「やってみたけれどダメでした」では済みません。だから僕は、自分の身体に対してやってきた時よりも、ずっと慎重です。
特に、強い痛みがある、腫れている、外傷の直後、急に動かなくなった、医学的な状態が分からない、医師から制限を受けている。こういった場合に、「とりあえず施術してみよう」とは考えません。
必要なら、医療機関で確認してもらう。医師の指示があるなら、それを守る。今日はやらない方がいいと思えば、やらない。
僕自身が無理をして失敗してきたからこそ、「何をするか」だけでなく、「何をしないか」も大事だと考えています。
肩そのものを痛めていないのに、肩まで痛くなったこともある
もう一つ、自分の身体を見るうえで大きかった経験があります。
以前、原因がはっきりしない背中の痛みが続いたことがありました。検査を受けても、背中にも肩にも、その痛みをはっきり説明できるような異常は見つかりませんでした。それでも痛い。そして、背中の痛みが続く中で、肩にも痛みを感じるようになりました。
ここで、「背中が原因で、肩が痛くなった」と言い切るつもりはありません。僕には診断できませんし、当時も原因は分かりませんでした。
ただ、自分の感覚としては、身体のどこか一か所に何かが起きた時、身体はその場所だけで完結しているわけではない。そう強く感じた経験でした。
これも、今の僕が「肩が痛いから、肩だけを見る」という考え方をしなくなった理由の一つです。
同じ肩の痛みでも、身体の状況は全部違った
鎖骨を折った時。肩鎖関節を痛めた時。脱臼した時。投げすぎた時。泳ぎすぎた時。空手やボルダリングで痛めた時。落車で肩を強く打った時。ハンドルを強く引いた瞬間に痛めた時。そして、検査では原因がはっきりしないまま、背中から肩に痛みが広がった時。
どれも「肩が痛い」という言葉で表せますが、中身はまったく同じではありませんでした。必要だった治療、リハビリ、固定、休む期間、ケアの仕方も、それぞれ違います。
医療機関で診てもらいました。手術もしました。固定もしました。リハビリも受けました。ボディケアも受けてきました。自分で身体を動かしながら、競技に戻していったことも何度もあります。
そして、競技に復帰したあとも、それで終わりではありませんでした。怪我そのものが落ち着いても、以前と同じように腕が動かない。左右で感覚が違う。力を入れた時に違和感がある。肩はそれほど痛くなくても、背中や首が張る。競技の動きになると、なんとなく使いにくい。そんなことも経験してきました。
だから僕の中では、「怪我が治った」が「以前とまったく同じ身体に戻った」とは限りません。ここから先が、スポーツトレーナーとして見る部分だと考えています。
「肩が痛いから肩を見る」で終わらない理由
もちろん、肩が気になる方が来たら、肩は見ます。肩を見ないわけではありません。
ただ、最初に肩だけを見て、そこから周りへ範囲を広げていく、という見方でもありません。僕はまず、その人がどう動いているかを見ます。
腕を前から上げてもらう。横から上げてもらう。後ろへ回してもらう。物を持つ、押す、引く、身体をひねる。立った状態も見て、左右の動きを比べる。スポーツをしている方なら、できる範囲で競技の動きも確認します。
僕が見たいのは、「肩という部分がどうなっているか」だけではありません。その人が、身体全体を使って、どう腕を動かしているかです。
腕を上げる時も、腕だけが単独で動いているわけではありません。肩甲骨も、胸郭も、体幹も動きます。身体の向きや立ち方も変わります。
だから、「肩が動きにくいから、肩だけを柔らかくする」とは、最初から決めません。
僕は「部分から全体」ではなく、「全体から部分」を見ています
ここは、最近あらためて、自分の中でも言葉にできたところです。
僕は、「肩に問題がある。では、肩に関係する場所を探していこう」という順番だけで、身体を見ているわけではありません。最初から、その人の動き全体を見ています。
腕をどう上げるのか。身体をどうひねるのか。左右でどう違うのか。どこで力を入れているのか。どこが動いていないのか。どこで動きを補っているように見えるのか。
その全体像を見たうえで、必要な部分をさらに細かく見ます。
全体を見る。連携を見る。そこから、必要な部分を見る。
この順番が、僕がスポーツトレーナーとして身体を見る時の基本です。
野球の肩を見る時も、肩だけではありません
僕自身、野球でピッチャーをしていて、投げすぎて肩を痛めた経験もあります。
ボールは、肩だけで投げるものではありません。足を踏み出す。骨盤が動く。体幹が回る。胸が開く。腕が出てくる。肘が伸びる。最後に、ボールを離す。全部がつながった、一つの動作です。
だから、投げる時の肩が気になる選手を見る時も、肩だけを確認して終わることはありません。下半身の使い方、体幹の回り方、腕が出てくる軌道やタイミングなども見ることがあります。
これは、「足が肩の痛みの原因だ」という話ではありません。僕は、病気や怪我の原因を診断する立場ではないからです。そうではなく、今その選手が、どういう身体の使い方で投げているのかを見る、ということです。
一般の方でも、考え方は同じです
「自分はスポーツ選手ではないから、関係ない」と思うかもしれません。でも、考え方は同じです。
洗濯物を干す。棚の上の物を取る。服を着替える。髪を乾かす。バッグを持つ。デスクワークをする。寝返りを打つ。
日常生活でも、肩は身体全体の動きの中で使われています。だからBodyAllでは、一般の方でも、必要だと思えば肩以外の動きまで確認します。肩こりだから肩だけ、肩が痛いから肩だけ、とは考えません。
BodyAllでは何をするのか
ここからが、BodyAllで実際に行うことです。
最初から、「肩だから、このメニュー」とは決めません。まず身体を見ます。そのうえで、その方の目的や希望も聞きながら、必要な方法を組み合わせます。
運動は必須ではありません
これは、はっきり書いておきたいことです。
BodyAllでは、整体と運動の両方を行っています。そのため、「整体を受けたら、そのあと筋トレをしなければいけない」「きつい運動をやらされる」と思われることがあります。
でも、運動は必須ではありません。運動をしたくない方に、無理に運動をしてもらうこともありません。
身体を確認した結果、ボディケアだけで終わる日もあります。リラクゼーションだけで終わることも、ストレッチを少し行うだけの日もあります。
運動をする場合も、いわゆる「きつい筋トレ」ばかりをしているわけではありません。
BodyAllの運動は、遊びのようなものも多い
BodyAllで一般の方に行う運動は、筋肉を追い込むことよりも、身体を動かすことそのものを楽しんでもらうような内容が多くあります。
たとえば、バランスボール、スラックライン、スライドボード。スポンジボールを投げたり、スポンジボールでバドミントンをしたり。バランスを取りながら身体を動かしたり、合図に反応しながら動いたり。こうした、遊びに近いエクササイズもよく使います。
年齢や体力、運動経験に合わせて難しさを変えるので、子どもから高齢の方まで、それぞれのできる範囲で行います。
目的は、筋トレを頑張ることではありません。実際に身体を動かしてもらって、どうバランスを取るのか、左右で違いがあるのか、反応できるのか、身体を連動させられるのか。そういったところを見ることです。
アスリートには、本格的なトレーニングもします
もちろん、すべてが遊び感覚の運動というわけではありません。アスリートや競技者には、本格的なエクササイズやトレーニングを行うこともあります。
ただ、BodyAllでは、高重量を持ち上げることを中心にしているわけではありません。僕が大切にしているのは、動作、バランス、タイミング、反応、身体の連動、そして競技の中でどう身体を使うかです。筋肉を大きくするためだけのトレーニングとは、少し考え方が違います。
整体も、「強くて痛い施術」が基本ではありません
もう一つ、誤解されやすいところがあります。
僕が元プロアスリートで、スポーツトレーナーとしてアスリートも見ているので、「BodyAllの整体は、アスリート向けの本格的で痛い整体なのでは?」と思われることがあります。これも違います。
BodyAllには、身体をしっかり確認しながら行う本格的なボディケアもあれば、ゆっくり身体をゆるめる、リラクゼーション寄りの施術もあります。その日の目的によっては、「今日は気持ちよく身体をほぐして終わりたい」でも構いません。それなら、その目的に合わせます。
逆に、身体の状態によっては、少し刺激を強く感じる部分を扱うこともあります。ただ、「痛いほど効く」とは考えていません。刺激の強さはその都度確認しますし、痛い時は我慢せずに伝えてもらって、調整します。
元アスリートだからといって、全員にアスリート向けの施術をするわけではありません。その人の目的に合わせます。
肩の場合、BodyAllでは何を選ぶのか
肩が気になる場合でも、選択肢は一つではありません。
4Dラクリス整体やスポーツ整体などのボディケアを使うことがあります。肩まわりだけでなく、必要に応じて、首、背中、肩甲骨のまわり、腕なども確認します。
ストレッチを使うこともあります。自分では動かしにくい範囲を、確認しながら行います。
運動を使うこともあります。実際に腕を動かしたり、バランスを取ったり、身体をひねったりしてもらうことで、その人の身体の使い方を見るためです。
ピラティスを使うこともあります。呼吸や体幹を使いながら、肩、肩甲骨、胸郭を動かしていきます。
オイルトリートメントも行っています。リラクゼーションを重視したい時や、強い刺激・大きく身体を動かす内容を希望しない時には、オイルを使ったやさしいトリートメントを選ぶこともあります。
僕自身も、怪我のあとなど、身体を大きく動かしたくない時期に、リラクゼーション目的でオイルトリートメントを受けることがありました。普通の整体や、動きのあることはやりたくない。でも、リラックスはしたいし、身体をほぐしたい。そういう時の選択肢でした。
酸素カプセルやコラーゲンマシンもあります。整体や運動はせずに、マシンに入ってゆっくり過ごすだけ、という使い方もできます。
そして、「何もしない」という選択もあります。痛みが強い、急に腕が動かなくなった、外傷の直後、腫れている、医療上の状態が分からない。そうした場合は、BodyAllで何かをする前に、医療機関で確認してもらうことがあります。
最初から、施術ありきでも、運動ありきでもありません。
「今日は何をするか」は、その日に決めてもいい
BodyAllでは、「整体コースを予約したから、今日は絶対に整体」「パーソナルトレーニングだから、今日は必ず運動」という考え方はしていません。
身体を見た結果、今日はボディケア中心。今日はリラクゼーション。今日はストレッチ。今日は少し身体を動かしてみる。今日はしっかりエクササイズ。今日は酸素カプセルやコラーゲンマシンで、ゆっくり過ごす。そういうことがあります。
運動したくない日は、運動しなくても構いません。逆に、「今日は身体を動かしたい」という日なら、運動を多めにすることもできます。
身体をメニューに合わせるのではなく、その日の身体と目的に合わせて方法を選ぶ。これが、BodyAllの基本です。
僕自身も、肩の怪我の跡と付き合ってきた
僕の身体には、今でも怪我の跡が残っています。鎖骨は何度も折っていますし、肩鎖関節も何度も痛めています。
それでも仕事をして、お客様に身体の使い方の見本を見せながら動き、スポーツもしています。
これは、「怪我は気にしなくていい」という意味ではありません。むしろ逆です。怪我をした事実は変わりません。身体が、怪我をする前とまったく同じになるとも限りません。
だから、今の身体でどう動くのか。どこまで動けるのか。どうすれば自分の身体を使いやすくできるのか。そこを考えてきました。その積み重ねが、今BodyAllでお客様の肩を見る時にもつながっています。
医療の役割と、BodyAllの役割
肩の痛みの原因を診断するのは、医療機関の役割です。骨折なのか。腱板の損傷なのか。五十肩なのか。脱臼なのか。ほかの病気なのか。それを、BodyAllが判断することはありません。
医師から運動や活動について制限がある場合は、その内容を最優先します。そのうえでBodyAllが見るのは、今その人が、どう身体を使っているかです。
僕の仕事は、病名を当てることではありません。医療で状態を確認したその先で、あるいは医療上の制限を踏まえたうえで、今の身体の使い方を見て、整体・ストレッチ・運動などの中から何を使うかを考えること。そこが、BodyAllの役割だと思っています。
最後に
僕はこれまで、本当に何度も肩や肩まわりを痛めてきました。
骨折、肩鎖関節の怪我、脱臼、投げすぎ、泳ぎすぎ、空手、ボルダリング、落車、打撲、ハンドルを強く引いた時の痛み。そして、検査では原因がはっきりしない背中の痛みから、肩にも痛みを感じた経験。
その中では、最初の検査で骨折が分からなかったこともありました。痛みが減ったからと、自分の判断で固定を外して悪化させたこともありました。復帰を焦って無理をして、逆に復帰を遅らせたこともありました。
僕の身体の経験は、成功体験だけではありません。むしろ、たくさん失敗してきました。
だからといって、「自分も痛めたから、何でも分かる」とは思っていません。人の身体は、一人ひとり違います。そして、自分の身体で許された失敗を、お客様の身体でするわけにはいきません。
だからこそ、目の前の身体を見る。無理をしない。必要なら医療につなぐ。肩だけを見るのではなく、最初から動作全体を見る。全体の連携を見てから、必要な部分を見る。
そして、見る、考える、整える、動かす、もう一度見る。
時には、「今日はやらない」という判断も含めて考える。それが、僕がBodyAllで行っている「身体再構築」です。
肩の病気や症状、医療機関を受診した方がいいケースについて詳しく知りたい方は、肩の症状・疾患解説コラムをご覧ください。
【リンク】肩こりとは?関係する要素・病院へ行くべきサインと、その先の身体の使い方
【リンク】五十肩(肩関節周囲炎)とは?症状・治療と、その後の身体の使い方
【リンク】BodyAllとは
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※BodyAllは医療機関ではなく、診断・治療などの医療行為は行っていません。健康保険は使えません。強い痛みや腫れがある場合、外傷のあとに痛む場合、急に腕が上がらなくなった場合などは、医療機関での確認を優先してください。
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