SNSのショート動画やYouTubeの健康体操が危険な理由
SNSのショート動画やYouTubeの健康体操が危険な理由
「これ効くからやってみて」は、あなたの身体を見ていない
最近、SNSやYouTubeで健康体操やストレッチ動画をよく見かけます。
肩こり改善体操。
腰痛改善ストレッチ。
猫背改善エクササイズ。
巻き肩改善。
ストレートネック対策。
股関節の可動域改善。
骨盤底筋群トレーニング。
インナーマッスル強化。
お尻を伸ばすストレッチ。
肩甲骨はがし。
姿勢改善体操。
整体師、治療院の先生、パーソナルトレーナー、理学療法士、ピラティスインストラクターなど、いわゆる専門家と呼ばれる人たちが、さまざまな動画を発信しています。
「これ効くからやってみて」
「腰痛の人はこれ」
「肩こりの人はこれ」
「1日30秒で変わる」
「これだけで姿勢改善」
こういう動画は、とても見やすいです。
短くて、わかりやすくて、すぐに試せそうに見えます。
しかし、BodyAllでは、こうしたショート動画やYouTubeの健康体操を、安易に真似することはおすすめしていません。
はっきり言えば、かなり危険な場合があります。
実際にBodyAllには、SNSやYouTubeの体操・ストレッチを試して、身体を痛めてしまった方が来られています。
この5年ほどでも、そうしたケースを20人以上見てきました。
だから今回は、かなり強めに書きます。
健康体操動画は、便利な情報ではあります。
しかし、あなたの身体に合うとは限りません。
むしろ、合わない人がやれば悪化することもあります。
専門家が言っているから安全、ではありません
まず誤解してほしくないのは、動画で紹介されている体操やストレッチが、すべて間違っているわけではないということです。
専門家が言っている内容なので、理論としては正しいものも多くあります。
肩甲骨を動かすことが大切。
股関節の可動域が重要。
インナーマッスルを使う必要がある。
骨盤底筋群を意識する。
猫背や巻き肩には胸郭や背中の動きが関係する。
腰痛にはお尻や股関節の硬さが関係する場合がある。
こうした考え方自体は、間違いではありません。
問題は、それを「誰にでも当てはまるように見せていること」です。
身体は一人ひとり違います。
肩こりの原因も違います。
腰痛の原因も違います。
猫背の原因も違います。
股関節が硬くなる理由も違います。
筋肉が硬い人もいれば、逆に筋肉が抜けて支えられない人もいます。
動かした方がいい人もいれば、今は動かさない方がいい人もいます。
伸ばした方がいい人もいれば、伸ばすことで不安定になる人もいます。
それなのに、画面越しに、
「これ効くからやってみて」
と言い切るのは、かなり乱暴です。
緩めればいい人と、緩めてはいけない人がいる
例えば、肩こりや腰痛でよくあるのが、「硬いから伸ばしましょう」「硬いからほぐしましょう」という考え方です。
確かに、筋肉が硬くなりすぎて不調が出ている場合は、緩めることで楽になることがあります。
しかし、すべての人がそうではありません。
中には、筋肉が弱くなっていたり、神経の入り方が悪くなっていたり、身体を支える力が抜けてしまって不調が出ている人もいます。
その人が、さらに筋肉を緩めるストレッチをしたらどうなるでしょうか。
支えがさらに弱くなります。
関節が不安定になります。
姿勢が崩れます。
痛みが増えることがあります。
つまり、同じ「腰痛」でも、ある人にはストレッチが合い、別の人には悪化の原因になることがあります。
逆もあります。
硬くなっている筋肉に対して、いきなりエクササイズで刺激を入れれば良いというわけでもありません。
本当は緩めてから動かすべき人に、無理に筋トレやエクササイズをさせれば、余計に緊張が強くなり、痛みが増えることがあります。
つまり、身体には順番があります。
緩めるのか。
入れるのか。
動かすのか。
休ませるのか。
支えるのか。
抜くのか。
刺激を入れるのか。
回復させるのか。
その判断が必要です。
ショート動画では、そこまで見ていません。
「一部の人に効く」は「あなたに効く」ではない
健康体操動画の多くは、一部の人には効果があると思います。
実際に、それで楽になる人もいるでしょう。
だから動画の内容そのものを全否定するつもりはありません。
しかし、一部の人に効くことと、あなたに効くことは違います。
この違いが非常に重要です。
動画では、あなたの身体を見ていません。
あなたの姿勢を見ていません。
歩き方を見ていません。
過去の怪我を知りません。
仕事中の姿勢を知りません。
筋肉の緊張を触っていません。
関節の動きを確認していません。
神経の反応を見ていません。
痛みが出る角度を確認していません。
呼吸の浅さや重心のズレを見ていません。
その状態で、「これをやってください」と言っているわけです。
それは本来、かなり危ういことです。
本当に身体を考えている人ほど、簡単には言い切れない
私が違和感を持つのは、専門家と呼ばれる人が、あまりにも簡単に「これをやってみて」と発信していることです。
本当に身体を深く見ている人ほど、簡単には言い切れないはずです。
なぜなら、人によって身体が違うことを知っているからです。
同じ肩こりでも、原因は違う。
同じ腰痛でも、やるべきことは違う。
同じ猫背でも、硬い人と弱い人では対応が違う。
同じ股関節の硬さでも、動かすべき人と守るべき人がいる。
同じストレッチでも、良くなる人と悪くなる人がいる。
本当に身体を見ている人なら、その怖さを知っています。
だから私は、無責任に「これだけやっておけば大丈夫」というような動画を出したくありません。
BodyAllもよく言われます。
「ストレッチ動画を出した方がいい」
「トレーニング動画を出した方がいい」
「ショート動画で健康情報を出した方が集客できますよ」
「SNSでバズる発信をした方がいい」
サロン系の経営コンサルから見れば、確かにその方が集客しやすいのかもしれません。
しかし、私はやりません。
なぜなら、そんな動画を出したら、本物の施術家やトレーナーから笑われると思っているからです。
そして何より、実際にそれを真似して身体を痛める人がいることを知っているからです。
ショート動画は宣伝として見るべき
SNSやYouTubeの健康体操動画は、基本的には宣伝として見た方がいいです。
もちろん、情報として参考になる部分はあります。
しかし、動画の目的は、多くの場合、認知を取ることです。
目立つこと。
再生されること。
保存されること。
フォローされること。
集客につなげること。
そのために、短く、わかりやすく、インパクトのある内容にしています。
でも、身体の本質は、短くてわかりやすいものばかりではありません。
むしろ、本当に大事なことほど、個別性が高く、説明が必要で、見極めが必要です。
「腰痛の人はこれ」
「肩こりの人はこれ」
「猫背の人はこれ」
そう言い切れるほど、人間の身体は単純ではありません。
注意書きがない動画は特に危険
もし健康体操やストレッチ動画を出すなら、本来は注意書きが必要です。
すべての人に効果があるわけではありません。
痛みが出る場合は中止してください。
症状が強い方は専門家に相談してください。
人によって合う・合わないがあります。
既往歴や怪我がある方は注意してください。
悪化する可能性もあります。
こうした注意喚起は最低限必要です。
しかし、実際には「これ効くからやってみて」と軽く言って終わりの動画が多い。
それで身体を痛めた人が、最終的に現場に来ることがあります。
これは本当に良くない流れです。
情報を出す側には、責任があります。
「バズればいい」
「再生されればいい」
「集客できればいい」
では済まされません。
その動画を見て実践する人の身体があるからです。
BodyAllでは、まず人を見ます
BodyAllでは、肩こりだから肩だけ、腰痛だから腰だけ、という見方はしません。
その人の身体を見ます。
筋肉。
神経。
筋膜。
深層筋。
関節。
骨格。
呼吸。
重心。
姿勢。
脳神経系。
生活習慣。
過去の怪我。
運動歴。
内臓疲労の影響。
精神的な緊張。
こうした要素を総合的に見ながら、何をするべきかを判断します。
緩めるべきなのか。
動かすべきなのか。
支えるべきなのか。
神経を入れるべきなのか。
回復させるべきなのか。
まず休ませるべきなのか。
その判断が重要です。
だから、BodyAllでは「この体操だけやればいい」とは言いません。
その人に必要なことを、その場で見て判断します。
身体を守るために、安易に真似しないでほしい
SNSやYouTubeの健康体操を見て、すぐに真似したくなる気持ちはわかります。
無料で見られる。
簡単そうに見える。
専門家が言っている。
自宅でできる。
すぐに試せる。
だから魅力的です。
しかし、身体を痛めてからでは遅いです。
特に、すでに痛みがある人。
慢性的な肩こりや腰痛がある人。
過去に怪我や手術歴がある人。
しびれがある人。
動かすと痛みが出る人。
何をしても戻ってしまう人。
自分の身体の状態がよくわからない人。
こういう方は、動画を真似する前に、一度身体を見てもらった方がいいです。
その体操が悪いのではなく、今のあなたに合うかどうかが重要です。
「これが効く」と押し付ける専門家には注意してほしい
本当に身体を考えるなら、「これが効く」と簡単には押し付けられません。
もちろん、ある程度の一般論はあります。
でも、目の前の人に合うかどうかは、身体を見なければわかりません。
だから私は、全員に同じ体操をすすめる人には注意した方がいいと思っています。
それは、人を見ているのではなく、方法を押し付けている可能性があるからです。
身体を見る専門家なら、方法よりも先に人を見ます。
症状名よりも、身体を見ます。
痛い場所よりも、全身のつながりを見ます。
マニュアルよりも、その人の反応を見ます。
BodyAllが大切にしているのは、そこです。
最後に
SNSやYouTubeの健康体操が、すべて悪いとは言いません。
正しい内容もあります。
参考になるものもあります。
一部の人には効果が出るものもあります。
しかし、それがあなたに合うとは限りません。
合わない体操を続ければ、身体を痛めることがあります。
緩めてはいけない人が緩めれば悪化します。
刺激を入れてはいけない人が動かせば悪化します。
伸ばしてはいけない場所を伸ばせば不安定になります。
BodyAllでは、実際に動画を真似して身体を痛めた方を何人も見てきました。
だからこそ、強く言います。
ショート動画の健康体操を、安易に真似しないでください。
それは、あなたの身体を見て作られたものではありません。
身体は一人ひとり違います。
本当に身体を変えたいなら、動画ではなく、まず自分の身体を知ることです。
肩こり、腰痛、姿勢の崩れ、慢性疲労、身体の使い方で悩んでいる方は、一度BodyAllへご相談ください。
BodyAllは、ただの整体院でも、ただのジムでも、ただのストレッチサロンでもありません。
その人の身体を見て、整え、動かし、再構築するための総合ボディケアサロンです。
身体は変わる。人生も変わる。
ただし、そのためには、あなたに合った方法を選ぶ必要があります。
BodyAll池袋
平岡浩司
身体再構築アーキテクト
元プロ競輪選手
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BodyAll
住所 : 東京都豊島区南池袋2丁目14−1
マンション池袋803
電話番号 : 090-8225-3209
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