体幹は一つの塊ではない|体幹2軸理論とは|BodyAll池袋/平岡浩司
体幹は一つの塊ではない
体幹2軸理論とは|身体再構築アーキテクトが考える本当に使える体幹
「体幹を鍛えましょう」
最近では、スポーツ選手だけでなく、一般の方でもよく聞く言葉になりました。
腰痛予防のため。
姿勢改善のため。
肩こり改善のため。
スポーツパフォーマンス向上のため。
ダイエットやボディメイクのため。
年齢による身体の衰えを防ぐため。
さまざまな目的で、体幹トレーニングは広く知られるようになっています。
プランク、腹筋、背筋、バランスボール、ピラティス、体幹エクササイズなど、体幹をテーマにした運動もたくさんあります。
もちろん、体幹は大切です。
身体を支える。
姿勢を保つ。
手足を動かす土台になる。
力を伝える。
怪我を防ぐ。
動作を安定させる。
その意味で、体幹を整えること、鍛えることには大きな意味があります。
しかし、BodyAll池袋では、体幹をただ「お腹まわり」「胴体」「腹筋と背筋」としては見ていません。
私が大切にしているのは、体幹は一つの塊ではないという考え方です。
そして、その体幹を考える上で重要になるのが、今回のテーマである、
体幹2軸理論
です。
体幹とは何か
一般的に体幹とは、腕や脚を除いた胴体部分を指します。
胸。
背中。
お腹。
腰。
骨盤まわり。
このあたりをまとめて「体幹」と呼ぶことが多いです。
そのため、多くの人は体幹を「身体の中心」「胴体部分」「コア」として考えます。
これは間違いではありません。
ただし、問題はその先です。
体幹トレーニングとなると、多くの場合、体幹を一つの塊のように扱ってしまいます。
お腹を固める。
腹筋を鍛える。
背筋を鍛える。
腰を安定させる。
身体がブレないようにする。
プランクで耐える。
こうした考え方は、一般的な体幹トレーニングではよく見られます。
もちろん、腹筋や背筋、腹圧、安定性は大切です。
しかし、それだけでは本当に使える体幹にはなりません。
なぜなら、身体は一つの硬い箱のように動いているわけではないからです。
体幹を一つの塊として見る危うさ
体幹を一つの塊として考えると、どうしても「固める」「支える」「ブレないようにする」という発想になりやすくなります。
たしかに、身体を安定させる力は必要です。
しかし、実際の身体の動きは、止まっている時よりも、動いている時にこそ本質が出ます。
歩く。
走る。
投げる。
蹴る。
跳ぶ。
踏ん張る。
方向転換する。
腕を上げる。
物を持つ。
自転車をこぐ。
階段を上る。
子どもを抱っこする。
デスクワークで姿勢を保つ。
こうした動作の中で、体幹はただ固まっているわけではありません。
必要な時に安定し、必要な時に動き、必要な時にしなり、必要な時に力を伝え、必要な時に衝撃を逃がしています。
つまり、体幹は固めるためだけの場所ではありません。
体幹は、身体全体の連動を生み出す中心です。
だからこそ、体幹を一つの塊として鍛えるだけでは、日常生活やスポーツ動作に応用しにくい場合があります。
専門家でも、体幹をまとめて扱ってしまうことがある
身体の専門家であれば、本来は身体が細かく分かれていることは理解しているはずです。
頚椎。
胸椎。
腰椎。
肋骨。
肩甲骨。
骨盤。
股関節。
腹筋群。
背筋群。
横隔膜。
それぞれ役割も動きも違います。
医師、理学療法士、整体師、トレーナー、ピラティス指導者など、身体に関わる人であれば、構造としては当然理解している部分です。
しかし、トレーニングや一般向けの説明になると、これらをまとめて「体幹」として扱ってしまうことがあります。
体幹上部。
体幹中部。
体幹下部。
このように分けて説明する人もいます。
それは一歩進んだ見方ではあります。
ただ、それでもまだ「一つの体幹という塊の中の上・中・下」という感覚が残りやすい。
私が競輪選手時代から実践し、BodyAllでも当たり前に大切にしているのは、体幹を単なる上中下ではなく、二つの大きな機能軸として見ることです。
それが、
肩甲帯と骨盤帯
です。
体幹2軸理論とは
体幹2軸理論とは、体幹を一つの塊として見るのではなく、主に二つの軸で考える身体観です。
一つは、肩甲骨を中心とした肩甲帯。
もう一つは、骨盤を中心とした骨盤帯。
この二つを分けて考え、さらにその連動を見る。
これが体幹2軸理論の基本です。
これは、私が何かまったく新しい理論を一から作ったという話ではありません。
本当に身体を見ているアスリートやトレーナー、身体操作に長けた人にとっては、ある意味では当たり前の考え方です。
ただ、一般の方にはあまり伝わっていません。
そして、トレーナーや整体師の中でも、体幹を腹筋・背筋・プランク中心で考えてしまい、肩甲帯と骨盤帯の連動まで十分に見ていないケースもあります。
だからこそ、BodyAllの身体観として、あえて言葉にして発信していきたいと考えています。
肩甲帯とは何か
肩甲帯とは、肩甲骨を中心に、鎖骨、胸郭、肩関節、首、腕の動きと関係するエリアです。
肩甲骨は、単に背中に貼り付いている骨ではありません。
腕を上げる。
物を持つ。
押す。
引く。
投げる。
支える。
呼吸する。
姿勢を保つ。
こうした動きに深く関係しています。
肩甲骨がうまく動かないと、腕はスムーズに使えません。
その結果、肩、首、背中、肘、手首に負担がかかることがあります。
肩こり、首こり、巻き肩、ストレートネック、肩甲骨まわりの張り、腕のだるさなども、肩甲帯の動きと関係している場合があります。
つまり、肩甲帯は単なる「肩まわり」ではありません。
上半身の動き、呼吸、姿勢、腕の使い方に関わる重要な軸です。
骨盤帯とは何か
骨盤帯とは、骨盤を中心に、仙腸関節、股関節、腰椎、下半身の動きと関係するエリアです。
骨盤は、身体の土台です。
立つ。
座る。
歩く。
走る。
しゃがむ。
踏ん張る。
階段を上る。
ジャンプする。
自転車をこぐ。
スポーツで方向転換する。
こうした動きには、骨盤帯が深く関係します。
骨盤がうまく動かないと、股関節が使いにくくなります。
股関節が使えないと、腰に負担がかかります。
腰に負担がかかると、腰痛、背中の張り、膝の痛み、足首の不安定感につながることもあります。
骨盤帯は、単なる「骨盤の歪み」を見る場所ではありません。
下半身の力を体幹へ伝える場所であり、上半身の動きを下半身へつなげる場所でもあります。
つまり、骨盤帯は、身体全体の力の通り道です。
大切なのは、肩甲帯と骨盤帯の連動
体幹2軸理論で最も重要なのは、肩甲帯と骨盤帯を別々に考えることだけではありません。
大切なのは、この二つの軸がどう連動しているかです。
歩く時、右腕と左脚、左腕と右脚は自然に連動します。
走る時も同じです。
投げる時は、骨盤の回旋から体幹、肩甲帯、腕へ力が伝わります。
蹴る時も、骨盤帯の動き、体幹の回旋、肩甲帯のバランスが関係します。
自転車競技では、骨盤帯の出力、肩甲帯の支え、背骨のしなり、呼吸、ハンドル操作が複雑に絡み合います。
日常生活でも同じです。
荷物を持つ。
掃除をする。
デスクワークをする。
スマホを見る。
子どもを抱っこする。
階段を上る。
すべて、肩甲帯と骨盤帯の関係性が影響します。
肩甲帯だけが硬い。
骨盤帯だけが動かない。
肩甲帯と骨盤帯のタイミングがズレている。
上半身と下半身がうまくつながっていない。
逆に、固めすぎて分離できない。
こうした状態では、身体はうまく使えません。
本当に重要なのは、肩甲帯と骨盤帯を分けて見た上で、もう一度つなげることです。
体幹は、固めるものではなく、つなげるもの
一般的な体幹トレーニングでは、ブレないことや固めることが重視されることがあります。
しかし、BodyAllでは、体幹をただ固めるものとは考えていません。
体幹は、つなげるものです。
肩甲帯と骨盤帯をつなげる。
上半身と下半身をつなげる。
神経と筋肉をつなげる。
姿勢と動作をつなげる。
呼吸と動きをつなげる。
日常生活とトレーニングをつなげる。
固めるだけの体幹は、一見強そうに見えます。
しかし、実際の動きに応用できなければ意味がありません。
プランクが長くできる。
腹筋が強い。
背筋が強い。
姿勢を一瞬きれいに見せられる。
それでも、歩くとブレる。
腰痛がある。
肩こりが取れない。
スポーツで力が伝わらない。
姿勢を保つと疲れる。
呼吸が止まる。
身体が硬い。
こういう状態であれば、本当に体幹が使えているとは言えません。
使える体幹とは、状況に応じて安定と可動を切り替えられる体幹です。
体幹2軸理論は、肩こり・腰痛・姿勢にも関係する
体幹2軸理論は、アスリートだけの話ではありません。
一般の方の肩こり、腰痛、巻き肩、猫背、ストレートネック、姿勢改善にも深く関係します。
たとえば肩こり。
肩こりだから肩だけを見る。
それでは不十分な場合があります。
肩甲帯が動いていない。
胸郭が固まっている。
骨盤が後ろに倒れている。
背骨が動いていない。
呼吸が浅い。
首で支えている。
こうした状態があると、肩や首に負担が集中します。
腰痛も同じです。
腰が痛いから腰だけを見るのではなく、骨盤帯が使えているか、股関節が動いているか、肩甲帯との連動があるかを見る必要があります。
姿勢改善も同じです。
胸を張るだけでは姿勢は変わりません。
腹筋を鍛えるだけでも不十分です。
肩甲帯と骨盤帯の関係性、呼吸、重心、神経と筋肉の連動まで見ていく必要があります。
BodyAllで体幹2軸理論を発信する理由
私は、元プロ競輪選手として約20年間、プロの世界で身体を使い続けてきました。
競輪は脚力だけの競技だと思われがちですが、実際には身体全体の連動が必要です。
骨盤帯で出力する。
肩甲帯で支える。
背骨をしならせる。
呼吸を止めない。
重心をコントロールする。
上半身と下半身をつなげる。
ペダルに力を伝える。
ハンドルを通して身体を安定させる。
脚だけ強くても、身体がつながっていなければ力は逃げます。
私にとって、体幹を肩甲帯と骨盤帯の二つの軸で見ることは、競技人生の中でも、現在の施術・指導の中でも、当たり前に大切にしてきた感覚です。
ただ、それは一般の方にはあまり伝わっていません。
だから、BodyAllではこの考え方をわかりやすく発信していきます。
これは、平岡だけが編み出した特殊理論というより、身体を本当に使ってきた人間、身体を本気で見ている人間にとっては重要な身体観です。
しかし、それを一般の方にも伝わる言葉にすることに意味があると考えています。
身体再構築アーキテクトとしての体幹の見方
私は、アスリート経験、自身の度重なる怪我の経験をもとに身体の専門家「身体再構築アーキテクト」として活動しています。
身体再構築アーキテクトとは、身体を部分的に見るのではなく、筋肉、神経、関節、姿勢、呼吸、重心、過去の怪我、競技歴、生活習慣まで含めて、身体を再設計する存在です。
体幹を見る時も同じです。
腹筋だけを見ません。
背筋だけを見ません。
腰だけを見ません。
姿勢だけを見ません。
肩甲帯と骨盤帯。
上半身と下半身。
安定と可動。
神経と筋肉。
呼吸と姿勢。
静止と動作。
過去の怪我と現在のクセ。
これらを総合的に見ます。
体幹は一つの塊ではありません。
身体の中心にある、連動のシステムです。
だからこそ、体幹トレーニングも、体幹コンディショニングも、もっと丁寧に考える必要があります。
こんな方は、体幹2軸の視点が必要かもしれません
腹筋を鍛えているのに腰痛がある。
プランクをしているのに姿勢が良くならない。
肩こりや首こりが慢性化している。
巻き肩や猫背が気になる。
歩く時に身体がブレる。
スポーツで力がうまく伝わらない。
上半身と下半身がバラバラに感じる。
股関節が使えていない気がする。
肩甲骨が動かない。
体幹トレーニングをしているのに効果を感じない。
怪我を繰り返している。
姿勢を正そうとすると疲れる。
このような方は、体幹を一つの塊として鍛えるだけではなく、肩甲帯と骨盤帯の連動を見直す必要があるかもしれません。
最後に
体幹は大切です。
しかし、体幹をただ鍛えれば良いわけではありません。
体幹を固めれば良いわけでもありません。
腹筋が強ければ良いわけでもありません。
本当に大切なのは、体幹が身体の動きの中でどう働いているかです。
肩甲帯は動いているか。
骨盤帯は使えているか。
二つの軸は連動しているか。
安定と可動を切り替えられているか。
呼吸は止まっていないか。
腕と脚に力が伝わっているか。
日常生活やスポーツに応用できているか。
ここを見なければ、本当に使える体幹は作れません。
BodyAll池袋では、体幹を一つの塊として見るのではなく、肩甲帯と骨盤帯という二つの軸から身体を見ていきます。
体幹は、固めるものではなく、つなげるもの。
肩甲帯と骨盤帯が連動した時、身体はもっと自然に、もっと強く、もっとスムーズに動ける可能性があります。
身体は変わる。人生も変わる。
BodyAll池袋では、身体再構築アーキテクトとして、あなたの身体に必要な体幹の使い方を一緒に見直していきます。
BodyAll池袋 平岡浩司
身体再構築アーキテクト
元プロ競輪選手
神経コンディショニング整体師
機能性パーソナルトレーナー
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